「私……秋野くんの事が好きなの。」 突き放されて初めて気づいたこの気持ち。 秋野くんといると、楽しくてワクワクして、 ひとつの仕草だけでドキドキしてキュンとして 一緒に歩くだけでいつもの景色がキラキラして。 秋野くんのことを想うと、 ふわふわしてドキドキしてそして切なくなる。 「大好きなの……突き放されても気づいちゃったの……秋野くんとまた話したいよ……」 すると香織ちゃんは私の頭をポンポンと撫でた。