雪が降る12月24日。
恋人たちがにぎわっている。
タッタッタッタッタ(足音)
「遙花!!遅くなってごめん。」
そこに立っていたのは瑠汰だった。
はぁーはぁと息が乱れていてもいつもみたいに笑っている。
「もおぉぉ!!遅いよ!!何分待たせる気!!」
ワタシはうれしくて笑っちゃいそうなのに強がってそういった。
「いやあー。ちょっと電車に間に合わなくて・・・。まっ!それよりもどこか行こうぜ!!」
陽気な瑠汰は話をそらしながら別の話題に持ち込む。そんなのいつもの事。