いつの間にか手が繋がれていて、手から温かさが伝わってくる。




じわじわと優しい温度。




最後の花火が打ち終わり、静けさが戻ってきた。





「今度は俺の気持ちを伝えていい?」





涼太の黒い髪が風で少し揺れる。