確かに……決めつけちゃってた…けど…
「…決めつけたのはごめんなさい。」
頭を下げてあげたときに扉の上のモニターに目がいく。
『次は来野駅』
「あ、行かないと…」
「は?」
「…あなた。いつもこの時間の電車に乗ってるの?」
「え、あーうんだいたい
なんで?」
「もう会いたくないから。」
「…どういうことだよ!」
彼の声と一緒に扉が開く。
「じゃぁね」
「いや、俺も…___」
彼がなにかをいってる間に走って電車を出る。
はぁ……
駅を出たところで足を止める。
「疲れた……」
明日は…一時間ずらそう。
だって……
これ以上彼にか変わると……
鍵をかけたはずの心を…
簡単に彼は開けてきてしまいそうだから…。
怖い……”朝輝”を忘れてしまうのが。
朝輝…会いたいよ…