他人なんてもう二度と信じない。
信じたくない
傷つきたくない。
だから…
近づかないで……?

「でっさー昨日ばばあがうるさくて~!!」
「親ってほんとうさいよね~」
ガヤガヤと騒がしい電車のなか。
完全に彼女たちのせい。
誰もが迷惑そうに彼女たちをみるが、
誰も注意しようとはしない。
だって、面倒だから。関わりたくないと思うから。
そんなことをここにいる人たちが思っているだろうとも知らず
ますますうるさくなる女子。
はぁ……
めんどくさい。
席から静かに立ち上がって彼女たちの方へといく。
「ねぇ。さっきからうるさいんだけど。
迷惑かけてんのわかんないの?」
私の声に振り向く女子たち。
「はぁ?あんた何様のつもりだよ」
「あ、こいつって、あの、、留実可 心結(るみかみゆう)じゃね?」
「うっわ、まじだ。悲劇のヒロインきたーー」
ゲラゲラと笑う女子
「……」
「なになに?泣いちゃ__……」
「いい加減にしろよ?うっせーつってんだからさっさと黙れブスども」
「は、はぁ!?」
後ろから聞こえてきた男子の声。
誰__…?