2週間はあっという間に過ぎて行った。
学校の子にも歌っている私を見て欲しい。
その思いで学校中に私たちのバンドが広まった。
毎日たくさんのお客さんが目の前にいる。
そう思ってたくさん練習してたくさん歌って…
毎日1秒も無駄にせずもう練習用してきた。
鍛えられた声は枯れることはなかった。
唇がパサパサになるぐらい歌って、
アコースティックギターをひいて
愛美と梨咲は指の皮がめくれるほどベースとエレキギターを引き続けて。
リズム感がない琉莉は手にまめができるほど人一倍練習して、まめが破れてもスティックを振り続けた。
琉莉の手は絆創膏だらけになっていた。