梨咲と流莉とは、


橋詰 梨咲 (はしづめ りさ)と


結城 流莉 (ゆうき るり)。


中学校から同じでよく4人で遊んでいた。



そのまま4人とも同じ高校に行き同じクラスで、窓側の1番後ろの席に4人固まって座っている。



私は大きく口を開けて空気を吸い込んだ。


「梨咲ーーーー!!流莉ーーーーー!!」


どれぐらい大きな声が出ただろう。

私の声はよく通る。




梨咲も流莉も周りにいた人たちもみんな私の方を見た。



梨咲と流莉は私を視界に入れたとたん、


「「魅音ーーーーーーー!!」」






と流莉はピョンピョン飛び跳ねながら両手を大きく振ってくれた。