《ドドドドドドド!!》
わわ!何?
向こうから砂埃が…
《ドドドドドドド!!》
馬……
なんか馬に乗った軍団が……
「……………」
あまりの凄まじさに、私はただ呆然と立ち尽くしていた。
彼らが何者なのか……そんなこと考えもしなかった。
《ドドドドドドド!!》
『…………』
ん…止まった…
なんかこっち見られてる…
「やっば……バレた?」
ぼ~っと見てる場合じゃなかった…
『おい……お前…』
話しかけられたし…
『シャカーワのユナ姫だな?』
やっぱりバレてるし…
でも…しらばっくれるしか……ないよね。
「…いいえ…違います~。」
『………ふ……ははははは!!』
え…何で笑うのさ!?