じゃあ…
「夢じゃ……ない…?」
…………………
でも…
どうしたらいいんだい…
あたしゃ…
《コンコン》
「はぁい…」
「おはようございます。ユナ様、御加減いかがですか?」
御加減…
「驚きましたわ…ユナ様が倒れたと聞いた時は……………」
たっ……
「倒れた?私が?」
「はい…覚えてらっしゃいませんか?」
覚えて……ないでーす…
「リュニウス王子がここまで運んでくださったんですよ。」
「リュウが?」
それはさぞかし重かっただろうに…
てゆうか…そっか…
なんでいきなり夢見てんのかと思ったら、倒れたんだ。
「………………」
「ユナ様?」
まさかね……関係ないよね…?
私が倒れたのと、時間が止まったことは。