「…私が…今いる世界?」



『ええ……みんな…元気?』



ちょっと…待って…



「もしかして、あなた…」



鏡の中の私は微笑んだ。


よく見ると、私より大人っぽい感じがする。



喋り方も…



「ユナ…姫?」



本物の?



『会いたかったわ…もう1人の私。』



「やっぱり……」



本物のお姫様。



『……ごめんね…』



「え、何が?」



鏡の中のユナ姫は悲しそうな顔をしていた。



『私のせいなの…これは…』



ユナ姫のせい…?



『こんなはずじゃなかった……時計が止まってしまったの。』



「時計?」



なんかよく意味がわかんないけど…