真っ赤なドレス…スパンコールみたいな…ラメみたいな…
とにかくものすごい派手なドレスに身を包んだ私が鏡の中にいる。
髪はフリージアの手によって、なんだか豪快に盛られていた。
アゲ嬢か…あたしゃ…
でも…
「……意外と…似合うじゃん…」
絶対似合うはずないって思ってたから…ちょっと…いや、かなりの驚き。
「ユナ様はお肌の色が白いから、赤がよく似合います。」
肌ね…まぁ一応北海道民ですので。
「さ、そろそろイベリス様もいらっしゃいますから…仕上げに取りかからせて頂きます。」
「仕上げ?」
フリージアは…私の顔にメイクを施した。
フリージアは、私専用のスタイリストかなんかなのか?
「うほぉ…」
メイクをした私はさらに派手派手…
でも…やっぱり結構似合うね…
ちょっと自信ついてきた…
「ありがと…フリージア。」
「はい!」
フリージアはニコっと笑って、片付けを始める。