その中でも、ちょっとシンプルめの…白いワンピースみたいなのがあったから。



一応それを着たんだけど…



フリージアにパーカー取られたし…



ショートパンツとキャミも、雨のせいで濡れて、どうしようもなかった。



足はもちろん裸足…



ハイジか!!



そんなことを考えながら登った。




「よっこらせっ!」



「も…もうちょっ…」



実に向かって最大限に手を伸ばす。



このっこのっ!



あと5センチじゃんかぁ!



「ぬぬぬ……と、ど~け~!!」



《バキ!!》



「げぇ!!?」



私の乗った木の枝…



嫌な音をたてました。




「あわわわわ……落ち…落ち…」



落ちるのはもう嫌だ~!!