「は……?」
見るとメイド喫茶ばりの服を来た女の子がすごい勢いで走って来た。
《ギュー!》
「へ?」
その女の子は、私をぎゅっと抱きしめた。
「もう、心配するじゃないですかぁ!ユナ様のバカバカ!」
バカバカって…
この人も何で私を知ってるんだろ?
さっきイベリスに聞けば良かったな…
「え…え~と?」
「フリージア、ユナ様はお疲れだ。あまり困らすな。」
イベリスはそう言って、私とその子を引き離した。
フリージア…っていうのか…。
「も、申し訳ございません!!」
「あ…いえ…」
フリージアは頭が膝につくんじゃないかってくらい頭を下げた。
体柔らかいなぁ……
「さ、ユナ様。」
「あぁ…はい。」
城の中に入る。
うほ~…想像以上だ。
シャンデリアだぁ~。
階段でかっ!!
『姫が帰られたぞ!!』
どこからともなく、声がした。
姫!?
本物の姫がどこかに!?
やっぱ私も女の子だし、そういうのに憧れるわけですよ…
フリージアと同じ服を来た女の人と、執事喫茶ばりの服を来た男の人…
見た感じ、2、30人てとこ。