「……………………!!」



それ、そう!それ、それ!



あまりにも普通に見つかった時計を前に、開いた口が塞がらない。



「……これがどうかしたのか?」



「そっかぁ……やっぱりリュウだったんだね…」



うわ~どうしよ…感激しすぎて鼻血でそう!



こんな運命みたいな展開あり?


夢みてんじゃないの私



いや、夢なのか?



いや、ほっぺたは痛くない!



てことは……やっぱり……



「リュウ…………これで一緒に帰れるね!?」



「…………?」



うんうん、リュウも嬉しくて声も出ないよね!



「さっ!そうと決まれば行きますか!」



リュウの腕をおもむろに掴み、いざ、ミルトニア様の元へ!






「ちょ……おい、ユナ!?」



さぁさぁさぁ!



「おい!どこ行くんだよ!?」


「どこって、元の世界にかえるんだよ~~~ん♪」



う~ん♪なんてすがすがしい終わり方♪



これで王子と王女は幸せに暮らしましたとさ♪