「…ユナ…ま…」
お願いだから…もう…
「ユナ様!!」
「はっ…!!…え?」
「目…開けて寝ないでください…」
完全に自分の世界に入ってた私の目に、呆れ顔のイベリスが映る。
「あ…ごめん。何?」
「もうすぐ到着ですわ。」
呆れ顔のイベリスの横から、いつもより可愛いフリージアがひょこっと顔を出した。
「え、もう?早っ!!」
まだ10分くらいしか経ってないよ…
国境って以外と近い…
「ま、カリニャには一時間もあれば着きますからね。」
え…?
「10分でしょ?」
そう返した私に、イベリスはまた呆れ顔に戻った。
「ユナ様…本当に目を開けて寝ていたんですね…」
…………
マジかい…