昔からこの顔のおかげで女に困ったことはない。


いつぐらいだったかな……小学校の高学年くらいだったかな?


俺の家にはお手伝いさんがいたんだけどさ、そいつがまた最悪なやつで。


「玲くん。今日もよろしくね」


そう言い俺の体に手を伸ばす。


俺は抵抗しなかった。


抵抗するのがめんどかった。