「久麗さんと遊ぶために来たんじゃありません」


「佐野さん、山本さん。教室に戻って授業を受けて下さい!!お願いします」


「やだ」


ハッキリと言いましたね佐野さん。とても早いお返事で。


「今、ゲームしてるからムリ~」


「今ってことはゲームが終わったら教室に戻ってくれるんですか?山本さん」


「ん~ムリかな」


やっぱり……。


「てか、お前ウザイんだけど。何、れーくんと瑠生に言ってるの?お世話係なんていらないから」


冷たく言う梨上さん。