「R5だよ。」


「え?」


「だから、みんな名前にRが入ってるだろ?だからR5って言うんだよ。皆さんが朝から揃って登校とは……すげー珍しいよ」


へーそうなんだ……て!感心してる場合じゃない!


「あの、如月結花さんって方知りませんか?」


佐野玲さんという人に聞いてみる。


「あー、知ってる。今、呼んでやるよ」


そう言い校舎に向かって叫ぶ。


「おーい!結花!!如月結花ー」


「玲ー!結花って呼ぶなって何回言わせんの!」


窓からすごい顔の結花さんが出てきた。


「結花、客だよ」


「……あー!美琴ちゃん!!ごめーん!すっかり忘れてた!!今、行くね!」


校舎からバタバタと音がする。


すごい速さで結花さんが出てきた。