パパが帰って来たのは7時。


今日はとっても早いな。


「パパ～お帰りなさい」


「ただいまー」


どのタイミングで話そうか……早めのほうがいいよね。


「パパ……あの、話があるの」


「ん？なんだ？」


「今日、パパの事務所に行った帰りにスカウト？って言うのかな？私の高校に来ない？って言われて……パパはどう思う？」


「……そうだな、パパは美琴の好きにすればいいと思うよ。選ぶのは美琴だからな。パパは応援するよ」


「そっか……今は本当に悩んでて……明日の朝までに決めるね。これ、お姉さんの連絡先」


「あぁ……パパもちょっと調べてみるよ。かわいい娘を入学させるかもしれないんだからな(笑)」


「わかった……お風呂入ってくるね！」