しかも、今日は高校2年生になって
初登校の日!


「初日から遅刻とかやばい〜!」



と、焦って走り出す私の後ろには…



「びっくりしてた割には、余裕だね」



ゆっくりと歩いているとーくん



「さっきの予鈴だから大丈夫だろ!」



何その余裕は…



「だーめ!ほらっ、走るよ!」



「わかったよ、おしっほら!」



するとなぜか私の手を掴んだとーくん



「え?わっ、ちょっ!」



そうして、とーくんは走り出した