ポンッ


「わっ」

驚きながらも、私の頭に乗せられた
大きくも優しい手

私は知ってる…




「ふふっ、とーくんでしょっ!」



「ピンポーン!相変わらず、俺の事よくわかってんな〜!」


と、嬉しそうに笑うとーくん


その笑顔に胸が締めつけられる



「あったりまえ〜!」


私の頬も思わず緩む



「そっか!」


と、また笑うとーくん


しばらく2人で笑いあっていると…


『キーンコーンカーンコーン』


「「あー!」」


驚いた2人の声が重なる


そうだ!今、朝だったんだ!