初めに提案を持ちかけたのは、クラスの人気者の坂原 誠くん。

  

  私の歓迎会のことを、前々から考えてくれていたらしく、今日しようよ!という話になっていた。


「私の歓迎会?」


「そーそ。まださ、みんなと話してないじゃん。だから、ね?」


「誠はただ騒ぎたいだけでしょw」


「うへwばれちった?」


「もーーー。誠ったらww」


  誠くんがしゃべると、みんなが笑顔になる。