「ぼーっとしてないで!!尾行行くよ、いお!」 えぇ尾行!?と反論する間もなく、いおの手は小夏に引っ張られる。 二人の一つ後ろの車両に乗ると、元気よく電車が発車した。 その間も、いおは不安でいっぱいだった。 何で…陽なの?お願い、何もなかったことに…して。 神様… あたしから陽を、とらないで。