直也はまだ笑ってた。
しばし待つこと五分。
やっと口を開いた。
「あー、やっぱおもしれーわ、おまえ!」
直也は笑いすぎて、若干涙目になってる。
「さっ、説明は後にして入ろうぜ!」
直也はまだ半笑いで家に入る。
そこまでわらわなくてもいいのに!
夏喜は頬をプクーッと少し怒りぎみだった。
そんな夏喜も中に入ると
「うわぁ~すごいお屋敷ね!」
庭には池がありコイが優雅に泳いでた。
夏喜は少し興奮しながら辺りを見回す。
すごー!庭に立派な大木まである。
???
ん?なんかこの大木なんだか懐かしいような見たことあるような?
そう夏喜が思ってたところ、直也が夏喜を呼んだ。
「ほら、何ぐずぐずしてんだよ!俺の部屋この廊下の角だからさっさと行くぞ!」