ピッ…
「美音、結局その本借りるんだ?」
「え、あー、うん」
「面白かったら次貸して」
「は?意味分かんない」
「そのままの意味だけど?」
「…………。」
「なぁ、いいだろ?」
「はいはい、分かりましたよ!
面白かったらね」
「っしゃっ!
お前、以外といい奴」
「もともといい奴ですぅ〜」
嫌味ったらしく言うとこいつはふっと笑った。
「何が面白いの」
「んーん、初めて会った時はあんなに嫌そうな顔してたクセに」
「してないし
ていうかもう帰る」
「おい、ちょっ待てよ!」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…