ガラガラ…

窓の外は空が赤く染まっていた。
今日は風が強いらしく木がいつもより揺れている。

「ねぇ」

「何?」

「いつまでついてくるつもりなの」

「別についてきてないけど」

「じゃあ、後ろにまとわりつかないで。
金魚のフンみたい…」

「あ″ん?今なんつった?」

「べ、別にぃ〜?
じゃあ…また明日っ」

「え、おい!」