窓から明るい日差しが差し込んでくる。

 
 うとうととまどろみながらも、無理やり体を起こして、伸びをした。


 凝り固まった背骨がぱきぱきと音を立てた。


「んぅ……ううぅー……」


 どうやら、夢を見ていたようだった。



 小学校の頃の、初恋の……。


 夢の中で、あの人に微笑まれ、まだ胸の鼓動が早い。