私は、思いっきり見ていたらしく黒い瞳が睨みつけてきた。

「あぁ!もしかしてプリン投げてきた子?」

その声に私は黒い瞳から視線を逸らすと、驚いた顔をして茶髪の男が私を見てきた。

なんで気付くんだ。

思い出すなよ…。

「あっ…はい」

やっぱりと言う顔をした。

「さっきは、ありがとね」

突然、お礼を言われて驚いた。

なんでお礼してくるんだよ!

なんて返せばいいんだ。

「…はい」