「あれ?女の子だ」

茶髪の男が私に気付いて腰を屈めた。

私も女の子に見えるらしい…。

「大丈夫?こんなところに座りこんで」

後ろ姿しか見えていなかったが真正面から見ると…。

二重に整った鼻、爽やかな笑顔。

本当に5人倒したのが嘘みたいな感じだ。

それほど、綺麗な顔をしていた。