昼間は大勢の生徒で賑わう学校。 だけど夜は暗くて、静か。 不気味だと思ったけど。 安心するな、と少し感じた。 「いいね。誰もいない学校って」 昼間は居心地悪くて、大嫌いな学校。 でも今は少しだけ、この静けさに安堵する。 「そうだね。下品な笑い声が聞こえないって、いいね」 冷たい言い方に、少しゾクッとした。