学校までの道を歩きながら。




「真くん、怖くない?別に無理して私に付き合わなくていいよ」



彼があまりにも冷静だから。


少し心配になった。




「無理してない。本当の本当に丁度いいと思ってる。一緒に逝ける仲間ができて」



恐怖心を感じてる様子はない。



むしろ嬉しそう。





「でもまさか、人生の最後にラブホテルに入る事になるなんて」



あんな未知の領域に足を踏み入れた事は。


最悪な人生の中では、唯一の良い思い出かなぁ。