3人は眠りについた。


智「良かったな!二人とも。」

サツキ「ありがとうございます。」

祐介「どうする?涼太の家に引っ越す?」

サツキ「あ…いえ。この前も言ったんですが…別のところに引っ越そうと思ってます。」

涼太「それは俺たちに迷惑かけたくないから?」

サツキ「えっ?」

涼太「この前言ったでしょ?親に家バレちゃった…って。」

サツキ「…え…あ…まあ…」

智「そうか…」

サツキ「二人とも知ってたんですか?」

涼太「俺が言っちゃった。あ、でも美華には言ってないから安心して?」

サツキ「あ…はい。」

祐介「お金脅し取られちゃうんだよね?」

サツキ「はい…」

智「警察には言わなかったの?」

サツキ「言っても無駄です。親だという事実がある以上、警察も簡単には動いてくれませんから。」

涼太「そうか…」

サツキ「大丈夫です。心配しないでください。何とかしますから。」

智「俺たちにも頼っていいんだよ?」

サツキ「ありがとうございます。でも…私一人で大丈夫です。」

祐介「無理だな…一人なんて行かせられない。」

サツキ「これは私の問題なんです。巻き込みたくありません。」

涼太「サツキ?もう一人じゃないんだよ?」

サツキ「でも…関わると厄介なことに…」

祐介「それならなおさら一人じゃない方がいい。」

涼太「安永グループと繋がってるらしいんだ。」

智「面倒だな…」

涼太「でも、麻生教授が母親と繋がってることも知ってるんだ。今すぐやめろ!って言ってくれたよ。」

智「そうなのか…じゃあ大丈夫なんじゃないのか?」

涼太「サツキ?一緒に暮らそ?もし何かあっても、絶対守るから。」

サツキ「・・・うん。」

祐介「美華も一緒に引っ越すか?」

サツキ「はい。いい?」

涼太「もちろん。」

智「幸せにな!」

涼太「ありがとう。」