~祐介SIDE~

家に帰ってきたとき、サツキの目が赤かった。

だけどその点には触れないでおいた。

食事を終えて一息ついたとき、サツキが引っ越そうと思ってると言ってきた。

絶対何かあったんだと思いながらも、そうか…と言った。

涼太は知っているのだろうか?

俺は涼太に電話した。


プルルルルル プルルルルル♪

涼太「もしもし?」

祐介「俺だ。今いいか?」

涼太「ああ…いいけど…」 莉央「ちょっと誰?」

祐介「誰かいるのか?」

涼太「ああ…ちょっと…」

祐介「後で話は聞く。なるべく早く帰ってこい。」

涼太「ああ。」



女? あいつは何をしてるんだ?!

まさかサツキが泣いていたのはその事?