~サツキSIDE~

過呼吸が落ち着いて、私は眠りについた。

これから寝れない日が多くなるだろうから・・・

起きたら買い物にでかけよう。

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起きたらもう夕方だった。

未菜「サツキ?寝てたから起こさなかったけど… お腹すいてる?」

サツキ「あっ大丈夫。ちょっと出掛けてくるね?」

未菜「あ…うん。」

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日用品を買って帰ろうとした。


あれ?涼太と安永先生… 仲良さそうに歩いている

やっぱり本当だったんだ…

そうだよね… 私なんか好きになる人なんているわけないもんね…

心を許す前で良かった。

もし心を許していたら私はどうなっちゃっていただろうか・・・

これで良かったんだ… これで前の生活に戻れる…

私は今までもこれからも、一人で強く生きていく。

そう思っているのに… そう思っているのに…

悲しいのはなぜ? 胸が苦しいのはなぜ? 涙が出てくるのはなぜ?

いつから私はこんなに弱くなったの? ねえ…どうして?

私は涙を必死に我慢してトイレに走った。

でももう限界…

サツキ「う…うう…何で…うう…ヒッグ…何でよ!!うう…」

苦しいよ… 悲しいよ… 何でよ…

涙が枯れるまで泣き続けた。

こんなに泣いたのは12年前のあの日以来。


…分かった。 私は涼太が好きなんだ…

バカなのは私だった。好きになって、離れていくのを見て大泣きしてる。

なんてバカなんだろう・・・

サツキ「あはははは…ははは…」

バカすぎて笑えてきた…

サツキ「かっこ悪~ ははは…」