~サツキSIDE~

食事を終えて、二人(智と由紀)は帰っていった。


ピロロロロロ♪

あれ?誰だろ? 涼太?!

サツキ「もしもし?お疲れ。」

莉央「サツキちゃん?」

サツキ「どなたですか?」

莉央「安永莉央ですけど。」

サツキ「何かご用でしょうか?」

莉央「あんたさあ…」

サツキ「はい?」

莉央「涼太は私の婚約者なの!なのにあんたのせいで…」

サツキ「私は涼太とはなんの関係もありませんけど?」

莉央「いい加減にして!!!涼太はあなたの過去を知って責任感で一緒にいるだけ!!これ以上涼太を苦しめないで!!!」

サツキ「あの…いまいち話の主旨が理解できないのですが…」

莉央「バカなのね…涼太は私が好きなの。私も涼太が好き。それに私たちが結婚すれば涼太の家の会社だって経営が安定する。涼太言ってたの。あんたといるのは大変だ、疲れるって。」

サツキ「そうですか。」

莉央「だから涼太には関わらないで!もし余計なことしたら許さないから。あんたと妹が危ないわよ!」

ツーツーツー…



聞かなかったことにしよう。

嘘かもしれないし…

でも何で親のことを知ってるの?美華も危ない?

どうしよう?!