莉央 父 「娘がお世話になっております。」

医局長「安永社長!わざわざありがとうございます。」

莉央 父「いえいえ。」

莉央「パパ!」

莉央 父「莉央!頑張ってるな♪」

莉央「うん♪あっ、いつも話してるでしょ?森下先生。」

莉央 父「君が森下君か。いつも娘がお世話になっております。」

涼太「とんでもないです。」

莉央 父「莉央が話していた通りの人だな。」

莉央「でしょ?」

莉央 父「森下君、今話したいことがあるんだけど…いいかな?」

涼太「今は勤務中なので…」

医局長「いいよいいよ。」

莉央 父「じゃあ、手短に。」



応接室にて…

涼太「何でしょうか?」

莉央 父「早速だけど、見合いをしないか?」

涼太「はい?」

莉央 父「相手は娘だよ。君になら経営も任せられそうだし、莉央も気に入っているようだから。」

涼太「お断りします。大切にしたい人がいるので。」

莉央 父「まあゆっくり考えてみてくれ。本当に君が幸せになるためにどうすればいいか。」

涼太「お断りします。」

莉央 父「君の親御さんにはもう話はつけてあるんだ。喜んでたよ。」

涼太「結婚する相手は自分で決めます。」

莉央 父「君の親御さんの会社、どうなってもいいの?」

涼太「は?」

莉央 父「ということだから。今日はこれで失礼するよ。」