~涼太SIDE~

救急現場に行ったのは初めてだった。

俺は一瞬戸惑った。この空気に俺は耐えられるだろうか…

サツキは相変わらず、落ち着いて的確な処置をしていた。でも、一人は助からなかったようだ…

それでも彼女は次々に患者を診ていった。俺はサツキの強さを知った。

俺も負けてはいられない! 一つでも多くも命を救うこと、それだけを考えるんだ。