裕翔「涼太君?」

涼太「相澤先生!どうしてここに?」

裕翔「救急の講師で来たんだ。最近サツキとはどう?」

涼太「・・・なんか素っ気ないっていうか…」

裕翔「ハハハ(笑)やっぱり!」

涼太「えっ?」

裕翔「光希のところに来たんだって。最近ドキドキする、病気かもって。ハハハ(笑)」

涼太「えっ?」

裕翔「人を好きになるなんて初めてだからね。混乱してると思うよ。」

涼太「信じられない…」

裕翔「やっぱり君は俺が思った通りの人だった。サツキは君のおかげで変われるかもしれない。」

涼太「確かに…顔を見てくれない…」

裕翔「でも大変なのはこれから。何せ19年も誰も信じず、頼らずに生きてきたから。」

涼太「…そうですね…」

裕翔「精神科に行かせた方がいいかな?って思ったりしたこともあったけど、サツキには美華ちゃんがいたから、そうしなかったんだけど…」

涼太「あ、自分の上の階に友達の精神科医が住んでて、いろいろアドバイスしてもらったりしてます。」

裕翔「そうか。ならいいな!」

涼太「いつか話せるときが来たら話すって言ってたので、気長に待とうと思ってます。」

裕翔「ああ。そうしてやって?」