広「そういうのはね、
大切だと思う人にもらうものだよ。」

莉「なら大切とはなんだ。」

広「涼…。」

涼「あー、うん。
大学ついてから説明するわ。
莉香、学校行け。遅刻する。」

莉「まだ話しは終わってない。」

涼「遅刻したら、
広輝が二度と会わないとよ。」

莉「…またな、二人とも。」

そして少し小走りで
遠くへ去る、親友の妹。

涼「いきなり悪いな。」

広「色々ツッコミたいが、
とりあえず行くか。俺たちも遅刻する。」

涼「だな。ちょっと走るぞ。」

広「おう。」