今は、夜中。

誰もいない…いるはずがない。

鈴さん…、ごめん。ごめんなさい。

あたしは、ゆっくりと廊下を歩く… そして靴を履き外へ出る。

寒さなんて関係無い…。

あたしは、行く宛もないのに歩く。

ひとつの場所に向かって…。