私はあたふたして変人美容師に言った。

「ぐっすりと…俺のマッサージ気持ち良かっただろ」


えへーんと口で言い、私にマッサージについて褒めて欲しいのか


「俺のマッサージ、もっと褒めろよ。本当は高いだからな」



私は、無視をして、私がどのくらい寝ていたのかを聞いた。



「おい、無視かよ。答えろよ。まあ、いいや。今、俺テンション高いからいいわ。えーとあんたが寝てたのは確か…30分」



変人美容師は、何かを目安にするかのように時間を言った。



「ごめんなさい!」


私は、椅子から立ち上がり謝った。



「別にいいよ。その代わり、あんたの寝顔と寝言聞いたから」


ふっと笑って言った。


「え?寝顔?見てたんですか。最低ー!変人。ってか私、寝言言ってました」


変人美容師は、ああと答えてこう言った。


「あんた、今日何かあったか?」