変人美容師が行ったら、まっちゃんは私に聞いてきた。


「波、あいつのこと好きなのか?」

「……え?……違うよ」

まっちゃんは安心したかのようにホッとため息をついていた。


「そっか……なら良かった」

「じゃあ、俺は帰るとするよ。波、返事待ってるよ」

こうして、まっちゃんは帰っていた。