まっちゃんは真剣な顔で私を見てきた。
私がどんな考えにしろ、それに答えなくてはならないと思った。
私の手をまっちゃんは、ギュとまた力強く握りしめてきた。
「まっちゃん。分かった、考える。でも、今日はちょっと帰っていいかな?」
私は、下に俯いたまま答えた。
それを察したのか、まっちゃんは返答した。
「あーそうだな。もう夜遅いし。送ってくよ」
私の手を握っていたまっちゃんは、私の思いを見透かされているかのようにジッと見つめてから、私の視界から見えなくなっていた。
そして、私の手を離して帰る支度をし始めた。
私たちは、LOのレストランを出た。
出てからも、沈黙が続いた。
まっちゃんに送ってもらうのは、最初断ったが、帰る方向が同じらしくそのまま送って頂くことにした。
まっちゃんは、どこに住んでるだろう。