「……うーん、どうしようかな。でも、チョコにしようかなと思う。田中からアドバイスをしてもらった限り、チョコがいいと思う。そして、池脇先生に熱い言葉を言えば落ちるということは今後に役立ちそうみたいだから」


朝比奈は、不敵な笑みを浮かべていた。

こいつ、波に何するつもりだろう。
悪い奴ではないけどさ……


「……そう、良かったわね。じゃあ、私行くから」


私は朝比奈にそう言ってから、職員室に戻っていた。


「……どうもな、田中」


朝比奈は、ニンマリと私に肩をポンと叩いてどこかに行った。


あいつが、礼をいうなんて……
嵐が来そう……