「それはそうと波。ここまで来たのは、あの地元の記者が来てるの。早く職員室に来て! 後、築地先生と波だけ揃ってないんだからね」



「……望。はいはい、分かったよ。後で行くから、築地先生に言ってから職員室に行くよ」


私はそう言ってから築地先生の元へ行き、地元の記者の方が来ているので早く職員室に行きましょうと誘って、職員室に向かった。


すると、地元の記者の方の声が聞こえたので、後ろから職員室を開けると


前の方に、地元の記者がいた。

「おはようございます。こんな朝早くにすいません。私、iK新聞社の松岡良平(まつおかりょうへい)です。この学校の仕組みを私共で取材をして記事にしたいと思ってます。授業に差し支えないように取材するので、よろしくお願いします」

松岡良平という男は、教師に向かって礼をして挨拶をしていた。

「そういうことだから、みんなよろしくね!」

校長は、松岡良平という男の隣に居て
我が校に取材をしてくれるのが嬉しいのか笑顔が満ち溢れていた。

私は自分のデスクに行き、松岡良平という男を見ていた。


望含め女性教師は、この地元の記者にメロメロになっていた。