入院してる事も…ましてや病室なんて、 教えてないのに。 なぜか日和が、病室の前に現れた。 今にも泣きそうな声で…… 『……佑月に会いたいよ……』 なんて言われたら、帰せない。 しかもなんでこんな朝っぱらから来てるんだよ……今は、学校の時間だろ。 仕方なく俺は、『どうぞ』と言った。