「そうかしら?……まぁいいわ。はい!
ここが佑月くんのいる3001号室よ」
ナースステーションのお姉さんは、その
病室の目の前で立ち止まった。
「ありがとうございました…」
お姉さんに頭を下げて病室をノックする。
コンコンっ…!
「……佑月?…日和です。入ってもいい?……嫌なら帰るから…えっと…」
こういう時なんて言ったら入れてもらえるのかな……
「……佑月に会いたいよ…」
思わず呟いた言葉の後に、病室の中から
『どうぞ』という声が、聞こえた。
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