凛也side




うずくまって「佑月」と呼ぶ日和を抱きしめると……




日和の意識がないことに気がついた。




すぐにナースコールを鳴らすと、佑月や日和の専属だった看護師が来た。




「日和さんっ!…栗田先生を呼んで来ますね…君は、日和さんについてて!」




緊急事態なんだろうか……ここで日和を
失ったら俺は、終わりだ。