凛也さんの焦った顔が見える。 「俺は、佑月じゃねぇ!凛也だ!」 凛也…凛也……? 「俺は……俺はっ!佑月なんかよりも! 日和が好きなんだよっ!! あいつの名前なんて呼ぶなよっ!」 この言葉…前にも言われて気がする。 私は、凛也に抱きしめられたまま…… 意識を手放して夢の中へと入った。