月日が立ち今はもう冬になってしまった。

和真さんとは用事がない限り頻繁にあっている。

あの女とあの男はどんなに月日がたとうと私を叩き続ける。

莉緒くんは学校では見るけど家ではいつもすれ違いであまり会えない日々を過ごしていた。

今日は12月25日。

年に一回のクリスマス。

もちろん誰も祝ってはくれない。

莉緒くんも家にいない。

あの二人は仕事か愛人の所。

毎年必ずあの二人のどっちかとクリスマスを祝っていたのに今じゃ愛人の所なんて。

笑える。

莉緒くんは中学に上がってから一度もクリスマスを共にしていない。

それでも少しは楽しかったクリスマス。

一人になって実感する。

こんなに一人って寂しいんだね。